工法紹介
当社ではボーリング工事を施工するにあたって、現場に合わせたさまざまな工法を取り入れています。
適切な工法を選択することも施工品質のひとつであると考えます。
ダウンザホールハンマ工法(DTH工法)は、硬い地盤や岩盤を効率よく掘削するための工法です。
「ダウンザホール(=穴の中で)」という名前の通り、ハンマーの打撃部分が地表ではなく、掘削の先端(穴の底)にあるのが最大の特徴です。
通常のドリルでは、地表からロッドを通じて打撃力を伝えるため、深くなると力が弱くなってしまいます。
しかしDTH工法では、圧縮空気の力で先端のハンマーが直接岩盤を叩きながら回転掘削するため、深い場所でも効率よく硬質な地層を掘ることができます。
また、打撃と回転を同時に行うことで、真っすぐで高精度な孔(あな)をあけることができるため、地盤調査、杭工事、アンカー工事、井戸掘りなど、幅広い場面で活用されています。
泥水工法(BH工法)とは?(ボーリング工事での役割)
泥水工法(でいすいこうほう)は、ボーリング工事の中でも地盤を掘るときに「泥水(どろみず)」を使って安定した掘削を行う方法です。
この「泥水」とは、ベントナイトと呼ばれる粘土の一種を混ぜて作った特殊な水で、ただの水よりも粘り気があり、いくつもの役割を果たします。
主な働きは以下のとおりです:
掘った穴の壁を守る
泥水が内側から圧力をかけることで、穴の壁が崩れるのを防ぎます。
スライムと呼ばれる掘りくずを運び出す
掘削中に出た土や砂、小さな石などを、泥水の流れに乗せて地上に運び出します。
トリコンビット(先端ドリル)を冷やす・洗う
高速で回転するトリコンビットと呼ばれるドリルの先端を冷却したり、摩耗を減らしたり、汚れを洗い流す役目も果たします。
このように泥水工法は、穴を安全に・きれいに・正確に掘るために不可欠な工法で、特に地下水が多い地盤や柔らかい地層で効果を発揮します。
リーダーをラフタークレーンで直立させてオーガモーターで削孔する工法です。
削孔ポイントの移動がスムーズに行えること出来、現地リースのラフターを使用する事で運搬費を削減する事が出来ます。
ダウンザホールハンマー・アースオーガ・コアチューブの施工に対応しています。
ダウンザホールハンマー工法・泥水工法(BH工法)ともに対応可能です。
削孔径 (mm) |
200~600 |
---|---|
削孔深度 (m) |
~30 |
マシン部重量 (kg) |
2000~5000 |
リーダー長 (m) |
4~10 |
RX2000に替わる工法として自社開発した工法です。
これは現地チャーターした0.45及び0.7バックホウに自社開発したリーダーとオーガモーターを取り付けることにより、RX2000と d同等の施工を可能としました。
また、遠方での工事であっても走行部を持ち込みしなくてよいため可搬性に優れます。
RX2000の移動性の高さと、エアーハンマーの岩盤掘削力を併せ持った工法です。
ダウンザホールハンマー・アースオーガ・コアチューブの施工に対応しています。
ダウンザホールハンマー工法・泥水工法(BH工法)ともに対応可能です。
削孔径 (mm) |
300~600 |
---|---|
削孔深度 (m) |
~8 |
マシン部重量 (kg) |
28000 |
LONGYEAR NL55マシンのケリーロッド先端のダウンザーホールハンマーにコンプレッサーでエアーを送り、打撃で岩盤を掘削する工法です。
硬質岩盤の掘削能力が高く安定したスピードで施工を行えます。
コアチューブやケーシングを使用した水中の掘削も可能です。
ダウンザホールハンマー・足場高に合わせたけーアースオーガとコアチューブ・ケーシング削孔の施工に対応しています。
ダウンザホールハンマー工法・泥水工法(BH工法)ともに対応可能です。
削孔径 (mm) |
300~550 |
---|---|
削孔深度 (m) |
~100 |
マシン部重量 (kg) |
4000~6000 |
リーダー方式は、 ケリーロッド方式よりも大きな口径の削孔が可能です。
合番機を使わず杭の建て込みができるタイプや、制限・重量制ある現場や狭小地に対応するためサイズを小さくしたコンパクト型等、現場によって様々なタイプのマシンを選択する事が可能です。
ダウンザホールハンマー・アースオーガ・コアチューブ、ケーシング削孔に対応しています。水中の掘削も可能です。
ダウンザホールハンマー工法・泥水工法(BH工法)ともに対応可能です。
削孔径 (mm) |
450~650 |
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削孔深度 (m) |
~50 |
マシン部重量 (kg) |
6000~10000 |